致死率30%の人喰いバクテリアとは?感染原因と適切な処置方法
- By: チャー
- カテゴリー: 健康, 未分類
- Tags: 人食いバクテリア 原因 処置 見極め 事例 ペニシリン

画像はお借りしました
命のかかわる感染症患者が増えています。
その原因は・・・人喰いバクテリアです。
過去に「人喰いバクテリア」に感染し、一命を取り留めた82歳の女性は、「普通の扁桃腺の痛みだったのが、扁桃腺がどんどん腫れていき、胸の上で焼き肉を焼かれているように 熱く痛い感じがしました。」
その後搬送され手術、その後昏睡状態が続きましたが見事生還しました。
それほど恐ろしい病気です。
人喰いバクテリアは全身の細胞を破壊します。
人喰いバクテリアから命を守るにはどうしたらいいのでしょうか?
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(国立感染研究所)人喰いバクテリアの患者数は2017年 過去最多数で、11月までに493人もの人が感染しています。
特に60歳以上の方が注意しなければいけません。
人喰いバクテリアとは?
人喰いバクテリアとは、別名「劇症型溶結レンサ球菌」と言われ、
強い毒性を持ち次々と細胞を壊死させていきます。
この菌は元来ある溶血レンサ球菌なのですが、これが突然変異すると劇症型溶血レンサ球菌に変わります。
そもそも、小児の約15%~20% 大人で約3%が保有している菌です。
これは、咽頭炎の原因になるもので、小児科でも一日に1人くらいのお子さんがいるほどポピュラーな菌です。
また、虫刺されや切り傷からも溶血性レンサ球菌が侵入してくる場合もあります。
溶血性レンサ球菌がなぜ?突然変異をして劇症型になるのかは分かっておりません。
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原因不明なのも怖いですが、最も恐ろしいのは進行の早さです。
細胞を破壊する早さは一時間で2~3cm
皮膚から侵入し その後脂肪→筋肉→血管まで届き 次に血液を通して全身に菌が行渡ってしまいます。
肺や肝臓などの細胞を破壊し、多臓器不全などを引き起こします。
早い場合は、24時間で死に至るケースもあるそうです。
感染した60代女性のケースでは、午前中「足の甲」が腫れ、午後には「太もも」までに広がってしまい その後この女性は亡くなってしまいました。
まさか、足の甲の腫れから死に至るとは考えられない事です。
人喰いバクテリアから奇跡の生還をした82歳の女性
(冒頭で紹介した女性)
もともと扁桃腺の腫れや微熱を感じることが多かったのであまり心配はしていなかったのですが、
翌日になって水が喉を通らない程 扁桃腺が肥大化しました。
そこで、かかりつけの病院に行き 膿を取ってもらいましたが、悪化。
胸の上で焼き肉を焼いている様に 激しく熱い痛みを感じたそうです。
その後救急車で搬送され緊急手術を行いました。
進行した肺の一部と胸の肉を殆ど切除するという大手術を受け、一命を取り留めることができました。
術後は3か月間昏睡状態だったそうです。
そして、退院後は医師に
「人喰いバクテリアに取りつかれて よく帰ってこれたね」と言われたそうです。
進行が速いので処置の時間が勝負になってきますが、それを見極めることが難しいです。
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感染しやすい人は?
厚生労働省では、
免疫力が低下している人は特に注意して下さいと呼び掛けています。
〇 持病を持っている人(糖尿病・肝硬変など)
〇 皮膚も病気を持っている人(アトピー性皮膚炎など)
人喰いバクテリアに感染の見極めのポイント!
患部が赤く熱くなり、体全体が発熱し患部が紫色に変色
更に、高熱が続く場合は直ぐに病院に行くことが重要です。
処置としては、ペニシリン系の構成物質による治療が有効で、
早ければこれで処置できるということです。
赤く熱く腫れる→ 紫に変色
これを見逃さずに病院に行くのが早い処置となるようです。
人喰いバクテリア なんとも恐ろしい名前と 感染すると危険な病です。
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